自然食品宅配の店 菜の花村 | 野菜の放射性物質について

野菜の放射性物質について 
菜の花村の考え方と取り組み

 1 始めに

 いつも菜の花村の野菜を御利用いただき、まことにありがとうございます。
 3月11日の東日本大震災の影響により、福島原発で事故が発生、それから今日に至るまでの状況に、心を痛め、不安に駆られる皆様の胸の内をお察しいたします。
 菜の花村は、化学農薬が環境を多大に汚染し、生産者の健康をも害している現状に疑問を感じ、化学農薬・化学肥料に頼らない、環境に優しい農業を広めるため、創業いたしました。志を同じくする生産者に恵まれ、そして、環境に配慮して栽培した野菜のおいしさを支持してくださるお客様にも恵まれ、仕事をさせていただくことができています。 菜の花村の創業と経営の理念は、自然環境と、一緒に頑張る生産者を大切にすることです。


2 放射性物質の危険性の考え方について

野菜の放射性セシウムの国の暫定基準は、500ベクレル/kgです。毎日500ベクレルの野菜を200g、1年間食べ続けると年間被爆量は0.5ミリシーベルトとなります。
(ベクレルの1000分の1が年間被爆量のミリシーベルトの目安です。)
しかし、放射性セシウムの被爆量は、宮城県中部で約1ミリシーベルト、県南で2ミリシーベルト、福島や郡山で10ミリシーベルトの年間被爆量となり、宮城県に住むだけで、500ベクレルの野菜を1年間食べるよりも多く、被爆しているのです。
 宮城に住み続ける以上、50ベクレル以上の野菜は要注意とみなし、気になる方は避ける、という方法が妥当と考えます



3.宮城県の農産物のセシウム量について

宮城県が東北大学に依頼し、測定した原乳・農産物のセシウム量(5月24日)は、高いところで原乳が7ベクレル、ほうれん草で8ベクレル、トマトは12ベクレル、生茶葉は60ベクレル、レタス、小松菜は不検出でした。5月10日の原木しいたけは、県南の高いところで101ベクレル、白石で29ベクレルでした。


4.菜の花村の今後の取り組みについて

当社でも、食品の放射性物質の簡易測定の方法を探してみましたが、何倍もの誤差が生じる、単なる目安のようなものしか見つかりませんでした。より正確に測定するには、外部に委託し、1検体1万8000円の費用と1週間の時間がかかります。
 現在、宮城県では、2週間ごとに県内(福島県寄りの地域を中心に)の農産物をランダムに採取して放射能測定を行い、その結果を発表しています。
菜の花村では、取り扱い青果の産地に一番近いところの発表数値を、5月30日の週より、検出不検出にかかわらず、毎週「菜の花村つうしん」に掲載していきます。
県外野菜の数値は、産地の県の発表に基づきます。
今後、終息までは長い期間を要すると考えられます。北半球のどこででも、放射性物質が検出されるようになることもあるでしょう。数値の変化を長く見守り続けていきます。


2011年5月25日
(有)菜の花村



「放射性セシウム検出一覧表」の休載と今後の取り組みについて 
2011年5月末より、「放射性セシウム検出一覧表」を、毎週の通信に掲載してきましたが、今週から、一旦休止いたします。
 高濃度の放射能汚染は落ち着いたものの、今後は長期的被曝が懸念されます。原発事故が起こる前から、一般人に許容されていた年間被曝量は、1ミリシーベルトです。これを確実に守るため、菜の花村は、食品のセシウム許容量を全て10ベクレル/kg未満としました。
 10ベクレル/kgの食品を、毎日3kg365日食べ続けたとすると、年間被曝量は0.5ミリシーベルト。常食しても許容量を下回るというのが採用の理由です。
 今後も、近隣地域などの放射能調査には常に気を配り、10ベクレル/kgのセシウム量が想定されるものは、一旦販売を中止し、独自で放射能検査をします。不検出(10ベクレル/kg未満)であれば、販売を再開し、それ以上であれば、数値を公表した上で、販売を中止いたします。

2012年1月10日
(有)菜の花村